資産運用をする、と考える時、皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか。
そんなお金ないし…
うちはまだ余裕がない…
そんな言葉を耳にすることがあります。
もちろん、この考え方は間違っていません。お金がないと資産運用はできませんから。
しかし、資産運用は高収入の方ができるもの、でもありません。資産運用は、収支のバランスから生まれる余剰資金を上手に活用するものです。
ですので、収入がそれほど高くなくても、支出のバランスから貯蓄がしっかりできる家庭であれば、どんどん資産運用をしていくべきだと思います。
資産運用をする為には、まずは収入と支出のバランスを整えること。これが肝です。
収入が高くても、支出も高い家庭では資産運用をするにはリスクが高くなります。逆に、収入が低くても、支出も低く余剰資金が出ている家庭は資産運用のリスクは低くなります。
同じ資産運用商品を活用していても、この家庭の収支バランスの良し悪しで、そのリスクは変わるのですね。
資産運用は、商品や会社のリスクも当然ありますが、当人の生活や精神的なバランスも大きな影響を与えます。その為、まずは収入と支出のバランス管理ができる自分を作ることが大切です。
これができるようになると、お金に対する知識が増えますから、不安や抵抗が少なくなってきます。これが、精神的なリスクを軽減してくれるのです。
例えば、生活が厳しい中、毎月数万円もの積立運用をしている家庭では、途中で断念してしまうリスクや不安が大きくなります。一方、毎月の余剰資金の中から一部を積立運用に回している家庭では、余程のことがない限り断念せざるを得ない状況というのは考え難くなります。
資産運用の初心者であれば、まだ知識や経験も少ない方がほとんどですから、特に精神的にも生活的にもリスクを抑えて始めることが好まれます。
これがクリアできれば、初心者でも、商品や会社のリスクを少し上げても十分耐え切れる状態を作れますので、より運用の効果を経験として感じることができるようになるんですね。
資産運用を考えればこそ、まずは生活の収支を整えましょう。余剰資金を作れば、その先は明るい未来が待っていますよ。