コツコツと一定の金額で金地金を購入していく純金積立。株式などのペーパー資産と違って、資産価値がゼロにはならない金を少しずつ積み立てていくことで資産形成を図る純金積立ですが、この純金積立にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
純金積立のメリットは、何といっても実物取引であるという点です。純金積立では実際に金を購入して積み立てていくもの。価格は変動しても価値がゼロになることはない金の現物を実際に手にすることができるため、確かな資産形成が可能になります。また、月々3,000円からという少額で始められるということも、純金積立の大きなメリット。少額ずつ購入していくことで、金の価格の上下動によるリスクを分散させることも可能です。投資法の中でもローリスクであるということは、かなりメリットの大きなことだと言えますね。
では逆にどのようなことがデメリットとして考えられるのでしょうか。まず挙げられるのは、ローリスクである分ローリターンになるという点です。純金積立では金の価値は短期間で大きく上下動することはないため、FXや株式投資のように短期間で大きな利益を上げるということはできません。そのため、短期間で資産を大きく増やしたいという方には不向きな投資法だと言えます。
また、他の投資法と比較すると手数料が割高に設定されているということも、コスト面から考えるとデメリットだと言えます。取り扱い会社や取引金額によっても変わってきますが、一般的に多くの取り扱い会社では年会費に加えて購入手数料がかかるようになっています。中長期的に毎月コストがかかることになると、長い目で見ても利益が出せなくなることもあるので注意が必要です。
純金積立のメリット・デメリット
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